担当範囲
・UI/UX設計
・情報設計
・ワイヤーフレーム作成
・デザインカンプ制作
・ドラッグ&ドロップ機能の提案
・操作性改善提案
使用ツール
・Figma(UIデザイン・プロトタイピング)
・Adobe Illustrator(アイコン・UIパーツ制作)
・Adobe Photoshop(画像調整)
サイト概要
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介護施設職員向けの事故報告書テンプレート作成UIを設計。
入力項目が多く、操作や記載順に迷いやすい業務課題に対し、入力手順を思考順序に合わせて再設計しました。
さらに、ドラッグ&ドロップ操作を自ら提案・実装することで、テンプレート作成の入力所要時間を約8割削減し、操作ミス軽減と業務効率化を実現しました。
ターゲット層
・介護施設で事故報告書を作成する現場職員
・報告内容を確認、管理する施設責任者・管理者
目的
・報告書作成にかかる入力負担の軽減
・記載漏れ・入力ミスの防止
・事故報告業務フローの効率化と標準化
・現場業務に馴染む帳票作成体験の提供
制作ポイント
・事故報告書は文字量・入力項目が多く、現場では記載ミスや作成負担が課題となるため、業務の思考順に沿った情報設計を重視
・施設 → 入所者 → 記録ジャンルの順で構成し、迷わず入力できる導線を設計
・登録済み項目をドラッグ&ドロップで反映できる仕組みにより、入力作業と記載漏れを軽減
・情報量が多い帳票でも確認しやすいよう、拡張操作による表示UIを採用し視認性を確保
注目ポイント
設計で重視したこと
業務の思考順に沿った情報設計
施設→入所者→記録ジャンルの順で構成し、現場職員が迷わず入力できる導線を設計。事故報告書特有の複雑な入力フローを整理。
ドラッグ&ドロップ機能を提案
登録済み項目をドラッグ&ドロップで反映できる仕組みを提案。テンプレート作成の入力時間を約8割削減し、操作ミス軽減と業務効率化を実現。
情報量の多い項目の視認性確保
ドラッグ&ドロップした登録済み項目の右下に拡張矢印を配置。押したままマウスを動かすことで要素が拡大し、見切れた項目名を全て確認できるUIを設計。
プロジェクトタイムライン
設計・制作プロセス
ヒアリング・課題調査
開発担当へのヒアリングを通じて、既存の事故報告書作成フローの課題を整理。入力項目の多さと記載順の複雑さが主な課題と特定。
情報設計・ワイヤーフレーム作成
施設→入所者→記録ジャンルの思考順序に沿った画面構成を設計。ドラッグ&ドロップ機能の導入を提案し、入力フローを再設計した。
UIデザイン・デザインカンプ制作
Figmaでデザインカンプを作成。fontawesomeでUIパーツ・アイコンをダウンロードし、視認性と操作性を両立したデザインに仕上げた。
プロトタイプ・操作性改善提案
Figmaでインタラクティブなプロトタイプを作成。レビューを経て操作性の改善提案を実施し、現場職員が直感的に使えるUIへブラッシュアップした。
ペルソナ設計
対象ユーザーの設計視点
佐藤 由美(仮) 48歳・介護士/現場スタッフ
■ 業務環境
介護施設のフロアで勤務。事故発生時に現場で報告書を作成する必要があり、業務の合間に記録業務をこなしている。
⚠︎ ペインポイント
入力項目が多くどこから書けばいいか迷う。記載漏れが多く上司から指摘されることがある。
◇ ゴール
素早く正確に報告書を作成して、本来の介護業務に集中したい。
木村 健司(仮) 52歳・施設長/管理職
■ 業務環境
複数スタッフが作成した事故報告書を確認・管理する立場。記載内容のばらつきや漏れへの対応に時間がかかっている。
⚠︎ ペインポイント
スタッフごとに記載内容がばらばらで確認に手間がかかる。記載漏れの指摘と修正依頼が繰り返し発生する。
◇ ゴール
報告書の記載を標準化し、確認・管理の負担を減らしたい。
カスタマージャーニー
体験設計の流れ
| 項目 | 認識 | 情報の入力 | 保存・送信 | 最終確認・完了 |
|---|---|---|---|---|
| 行動 | 事故発生後に報告書作成が必要と認識する | 施設・入所者情報をドラッグ&ドロップで反映し、事故内容を各セクションに入力する | 入力完了後に保存し、施設長(最終確認者)に自動送信される | 最終確認者が内容を確認し、問題なければ提出。修正が必要な場合は作成スタッフに通知される |
| 感情 | 焦り・プレッシャー | 負担感・迷い | 負担安心・達成感(自分の作業は完了) | 慎重・責任感 |
| 課題 | 手書きからデジタルへの移行で、どこに何を書けばいいかわからない | 毎回同じ情報の手入力や、セクションが多く何をどこに書けばいいか迷いやすい | 記載漏れや誤入力がないか提出前に不安になる | 項目名が長いと表示が見切れ、最終確認者が内容を正確に把握しづらい場合がある |
| 改善策 | 施設情報・入所者情報・記録内容の3カテゴリに整理し、入力の起点を明確化 | 登録済み情報のドラッグ&ドロップ反映と、思考順序に沿ったセクション構成で入力負担を軽減 | 思考順序に沿った構成で入力しながら確認できるフローを設計し、記載漏れを抑制 | 拡張矢印を押したままマウスを動かすことで要素が拡大し、見切れた項目名を全て表示できるUIを採用。確認が不要なケースはそのまま提出。 |
改善前の課題
利用状況から見えたUX課題
手書き運用による属人化
既存の事故報告書は手書き運用のため、記載方法が職員によってばらばら。何をどこにどう書けばいいかわからず、記載内容の品質にばらつきが生じていた。
手書きの入力負担と時間コスト
手書き運用のため毎回最初から記入する必要があり、施設情報・入所者情報など定型情報の記載にも時間がかかっていた。
記載漏れ・ミスの多発
入力項目が多い帳票を手書きで埋めるため、記載漏れや誤記が頻発。最終確認者による確認・差し戻しが繰り返し発生していた。
対応方針
UX設計で重視した点
思考順序に沿った情報設計でデジタル入力を整理
手書きでは属人化していた記載順序を、施設→入所者→記録内容の思考順序に沿って整理。何をどこに入力するかが一目でわかる構成にした。
ドラッグ&ドロップによる入力効率化
手書きで毎回記入していた定型情報を、登録済みデータのドラッグ&ドロップで反映できる仕組みを自ら提案・導入。入力所要時間を約8割削減した。
拡張表示UIによる情報確認の改善
ドラッグ&ドロップした項目の右下に拡張矢印を配置。押したままマウスを動かすことで要素が拡大し、見切れた項目名を全て表示できるUIを採用。
迷わず入力できる段階的なフォーム設計
関連する入力項目をセクション単位で整理し、情報を段階的に入力できる構成を設計。記載漏れや確認ミスを防ぎやすいUIにした。
情報設計・デザインのポイント
UI設計の工夫
PC画面
SP画面
【情報カード】
「施設の情報」「入所者の情報」など関連情報ごとにカード形式で整理。見出し位置・余白・情報配置ルールを統一し、複数セクションでも同じ感覚で情報を確認できる構成に設計。
【選択チップ】
氏名・フロア・サービス種別などの選択要素は、サイズ・角丸・アイコン配置を統一。異なる情報種別でも操作方法を共通化し、視認性と操作性を向上。
【カラー設計】
施設情報・入所者情報・音声入力を色で分類し、機能ごとの役割を視覚的に判別しやすいUIに設計。情報量が多くても必要な操作を直感的に認識できる状態を目指した。
【操作導線】
「情報確認→選択→入力補助」の流れを画面全体で統一。
手入力による記載ミスを防ぐため、施設情報・入所者情報をカテゴリごとに整理し、選択形式で入力できる構成を設計。情報を視覚的に分類することで、確認漏れや誤入力が起こりにくいUIを目指した。